2002年2月20日水曜日

サンタのそりを引くトナカイは…(平成14年早春)

あけましておめでとうございます。
今シーズンから入園料を頂いて、冬期オープンをしていますが、
もういらっしゃいましたか?

トナカイはごらんになりましたか?
僕は初めて自分の動物園の一員としてまじまじと観察したのですが、
かなりいけてるなと感じました。
シカの仲間なのに、メスにも角があり、ラクダのような大きな足をしていて、
歩くたびにカチカチと音がして、大きな目と大きな鼻ずら、
オットでも鼻ずらは毛で覆われていて、赤鼻なんてことはないですよ。
パーツごとに見ると結構ユーモラスで、愛嬌があります。
ところでトナカイの語源、知ってます?アイヌ語なんですよ。
樺太にはトナカイがいるんですね。
ちなみに英語ではカリブーです。

旭山動物園のトナカイは、フィンランドのラップランド地方で
昔から家畜化されていたトナカイで小型です。
フィンランドと聞けば、サンタクロースですかね。
なんでサンタ=トナカイなんだろうと思い、調べたところ、
結局は「煙突ないのにどうやってサンタさん来るの?」
との質問にもめげずに、
こっそりと贈り物をするあの儀式は、バレンタインのチョコレートと同じで、
仕組まれたものなのでした。

サンタのふるさともフィンランドとノルウェーにあって、
こっちが本家だとか言ってるらしい…。
ちなみに広尾のサンタランドは
ノルウェーのサンタさんと仲良しみたいですね。
でもまぁ、夢があっていいですね。
サンタを信じている子供をお持ちのお母さん、
読み終わったらこの手紙は破り捨ててくださいネ。

さらに調査したところサンタのそりを引くトナカイはメスです。
なぜなら雄のトナカイはクリスマスまでには角が落ちてしまうからです。
書いていてむなしいものがありますが、これは使える話でしょ!

今年は午年なのに、なんでトナカイのはなしかって?
きっとこの手紙を書いているのが、クリスマス前だからです。

トナカイ

画:ゲンちゃん