関係者の皆さんのご協力やスタッフの頑張りにより、
「きりん舎・かば館」を無事にオープンすることができました。
中でもかば館は、どうしたらカバのありのままの生態を
見てもらえるか、お客さんに楽しんでもらえるかを考えた結果、
自分たちでも見たことがない秘められていたカバのすばらしい、
だけど、どこかユーモラスな行動や仕草をたくさん引き出すことができました。
百吉はまるでマナティかジュゴンのようです。
今では息を止めて7分位水中ですごし、水面に鼻と目と耳だけを出し
息継ぎだけしてまた潜っていきます。
水面から水底から、そして、水中から百吉を観ようとすると
3回息継ぎ分になるので、あっという間に30分くらいが
経過します。
カバは陸上の草を食べますが、一日の大半を水中で
過ごしています。水中で交尾し水中で出産します。
ただ休むため寝るために水中にいる訳ではないのです。
これから百吉がどのように成長していくかがとても楽しみです。
そして、早く伴侶を探してあげなければと考えています。
最新の研究でカバとクジラ類は遺伝的にとても近い
仲間だとの見解が示されていました。
そんなわけないだろ 何でもDNAじゃないだろと思ってましたが、
水面に浮上する百吉の姿はクジラを連想してしまいます。
「クジラの親戚」という表現が妙に説得力を持つのです。
今年は馬年です。カバは漢字で河の馬です。
百吉のウマのような仕草を見つけてみようかなと
ふと思ったりしています。